1: :2013/03/30(土) 20:03:18.42 ID:

 インターネット中毒やゲーム中毒は今や、世界中で問題となっているが、中国のリ・モーさんの右に出るものはいないだろう。彼は、ここ6年間はインターネット・カフェに住んでいる。食べ物を買いに行く時と軽くシャワーを浴びに行く時以外は、本当に彼はインターネット・カフェに居座っている。


 中国メディアが報じたところによると、リさんは6年前に大学を卒業したが、他の多くの同級生と同じように仕事を探し、家族を持つことはせず、オンラインゲームのファンタジーの世界の中で生きることを選んだ。それからというもの、リさんはほとんどの時間をインターネット・カフェで過ごしている。夜カフェに現れるとゲームを開始し、昼間は眠る。眠る場所は、もちろんインターネット・カフェの中だ。ある意味、初心に忠実だ。

リさんがいつも通って(住んで)いるカフェのオーナーが、

「彼はまるでカフェの家具のように、いつもそこにいる」

と証言するほど、リさんはカフェと一体化し、もはや気配すら感じない。

リさんのニュースを聞きつけた人民大学の社会心理学者は、実際にリさんの元を訪ね、彼と会話をしようと試みたが、失敗に終わった。リさんはゲームを続けるばかりで、自分の横には誰もいないかのように振舞ったという。

「言うべきことは何もありません。彼は人とコミュニケーションを取ることを拒んでいるのです。」

と学者はメディアに語った。

ところで、仕事もせずひたすらゲームばかりしている彼がどうやって、インターネット・カフェの使用料を支払っているのかというと、ゲームの中だけに存在する架空の通貨をゲームを通じて稼ぎ、それでカフェの使用料を払っているのだとか。さすがに6年間ゲームに打ち込んでいるだけあって、その腕前はかなりのものだ。カフェのオーナー曰く、リさんはカフェ使用料よりも多くの通貨を、ゲームで稼ぎ出しているようだ。

だが、そんなリさんを尊敬したり羨ましがる人は誰もおらず、カフェを訪れる客たちは皆、リさんを気の毒に思っている。雨の日も風の日も、お祭りの時もお正月も、リさんはいつもたったひとりで、カフェでゲームをしているからだ。リさんはほとんど話さないため、彼に家族がいるのかどうかさえ、誰も知らない。

中国ではゲーム中毒が社会問題となっており、それを改善するリハビリ施設まであるほどだ。リさんは無理矢理にでもこの施設に入居すべきなのだが、それを勧めてくれる親身な人は、彼の周りには誰もいないのかもしれない。彼がこの6年間で培った唯一のものは、孤独だ。

http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/terrafor/2013/03/6-133.html
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